はじめてのお墓
お墓を建てるということは⼈⽣で⼀度あるかどうかの⼤きな買い物です。
多くの⽅が初めての経験となるので、いざお墓を建てようと考えた時に何から⾏動すれば良いのか迷ってしまう⽅もいることでしょう。このページでは、お墓の料⾦やお墓を建てるための⼿順など、お墓を建てようと考えた⽅が知っておくべきことを、日本石材産業協会認定のお墓ディレクターの石のカンノ本店(福島市)大友が分かりやすく解説いたします。
目次
お墓を建てる時の費⽤は『お墓=墓⽯代』だけではなく『墓地代』や『法要費⽤』、『管理費』など、『お墓本体』以外の費用も必要になります。予定外の出費で驚いてしまわないように、お墓を建てるとどのような費⽤が掛かるか、理解しておきましょう。
お墓を建立する対象の地域やお墓の種類(デザインや使用される石の種類)で⼤きく差がありますが、⼀般的なお墓を⽴てる場合、墓⽯から永代使用料まで全て込みで全国的には200万円前後が相場※と⾔われています。
※全国約300社の石材店で組織される「一般社団法人 全国優良石材店の会」(略称:全優石)が実施した「2022年お墓購入者アンケート調査」によると、お墓建立費用の全国平均は169.3万円でした。墓地の永代使用料は15万円~60万円程度の場合が多く、ほとんどの場合、別途年間数千円程度の管理費を納める必要があります。
和型
洋型
デザイン型
その名の通り、お墓そのものにかかる費⽤です。お墓の形状は⼤きく分けて伝統的な角柱型の『和型』、近年建てる方が増えている横型の『洋型』、従来の型にとらわれない『デザイン型』の3つに分類されます。
洋型や和型は90万円程度から選ぶことが可能で、墓⽯に使⽤する⽯の産地や種類によっても金額が変わります。
デザイン型は形・彫刻・⽯種などが特殊なものや、オーダー式のものなど内容によって様々で、 150万円程度から、高いものでは
〜1,000万円以上と洋型・和型に⽐べ⾼価になる傾向にあります。墓⽯代の中には一般的に石塔(石碑)・外柵(墓地の境界となるお墓の土台部分)・カロート(納骨室)・花⽴・⾹炉などの石材一式が含まれていることが多いです。墓誌(亡くなった方のお名前やご命日などを刻む板状の石)やお地蔵様、灯篭など、オプションとなるものもありますので、石材店に確認しましょう。
お墓を建てるためには、⽯を運搬し、基礎コンクリートを打ち、⽯材を組むための⼯事が必要です。⼀般的に、この⼯事費⽤も墓⽯代の中に含まれていることが多いです。
ただし、墓⽯の運搬や設置⼯事が難しい場所、例えば⼭の上の急斜⾯やトラックが通りにくい細道などにお墓を建てる場合は追加で費用がかかることがあります。
他に、お墓によっては通路やブロック塀などの外構⼯事や、耐震⼯事などを⾏う場合もあります。
永代使⽤料は、お墓の⼟地を使⽤する権利を得るために寺院や霊園に⽀払う料⾦のことを⾔います。⼀般的に、永代使⽤料は墓地の申し込み時に⼀括で⽀払われます。⽀払いが完了すると「墓地の使⽤許可証(永代使⽤承諾書)」が発⾏され、墓地を使⽤することができるようになります。永代使⽤料の相場は 25万円〜120万円程度と言われていますが、福島県では15万円~60万円程度が目安となります。地域や⽴地条件、霊園によって⾦額は⼤きく変わります。都⼼部に近いほど⾼く、地⽅部では安くなる傾向にあります。
管理費は、管理主体が墓地や霊園を運営するために充てられる費⽤です。休憩所、トイレ、⽔くみ場などの施設や共有スペースの⽔道代や電気代、清掃代、管理⼈費⽤などに充てられます。管理費は参道や設備など、墓地全体の共有部分のために使われるもので、ご自身の区画内の草抜き、お墓のメンテナンスなど、個⼈のお墓の管理は⾃分たちで⾏うことになります。
お墓の管理費の相場は年間3千円〜1万5千円程度が⼀般的です。広さがあったり、設備が充実しているほど⾼くなる傾向があります。⼀定の期間で定期的に発⽣するため、お墓の継承後も⽀払う必要があります。
仏教の場合、新しくお墓を建てた時は僧侶にお墓まで来てもらい、墓⽯に魂を⼊れる「開眼法要(かいげんほうよう)」と、納めるべき遺⾻がある場合は「納⾻法要」を⾏います。法要の際に僧侶へのお礼である「お布施」が必要になります。お布施の⾦額に決まりはありませんが、開眼法要を執り⾏う場合、施主から僧侶へ渡すお布施は3万円〜5万円が相場になります。納⾻式もあわせて⾏う場合は 5万円〜10万円ほどの⾦額を⽬安にしておくのが望ましいでしょう。
お墓を建てるためには⽯材店でお墓を選ぶだけではなく、お墓を建てる墓地や霊園も探さなければいけません。お墓を建てる⼿順を分かりやすくご紹介いたします。
石材店に行く前に、予算についてはご家族で相談されておくことをおすすめします。お墓や墓地の選択肢は多いです。上記のお墓の⾦額の項⽬を参考に⼤体の予算を決めておくと、墓地や⽯材店に訪れた時に迷いすぎてしまうことを防げます。お墓の後継者問題がある場合や価格を抑えたい場合などは、永代供養や樹⽊葬などの供養⽅法も検討してみると良いでしょう。
墓地や霊園の希望エリアを検討しましょう。お墓参りにどれだけ⾜を運びやすいかは、お墓の⽴地によって決まるのでとても重要です。特別な理由がない限り、家の近くや交通アクセスの良い場所など、なるべく残された家族が訪れやすい場所にある、墓地や霊園を探すことから始めるのがおすすめです。
注意点として、墓地や霊園は「宗派」「建てられるお墓の種類」「⽯材店」などが限定されている場合があります。また、永代供養や樹⽊葬を⾏っている霊園・墓地は限られています。
墓地・霊園の特⻑や詳細情報は、広告やインターネットなどで情報を公開されている所が多いので、事前に希望に合いそうな墓地や霊園を数件絞り込んでから、実際に⾜を運んで⾒学してみましょう。
石のカンノでは、石材だけでなく墓地・霊園のご紹介も行なっています。墓地・霊園に迷った場合などはお気軽にご相談ください。
墓地が決まったら、お墓を建てる⽯材店を決めます。⽯材店は個⼈経営の⽯材店や、複数店舗があり広範囲の地域をカバーしている⽯材店など様々です。納⾻の際は⽯材店に依頼するケースが多く、お墓を建てる時だけでなく⻑い付き合いになることも想定し、実際に会社の信頼性や店舗内の雰囲気、担当者の対応を⾒て⽯材店を探すようにしましょう。
⽯材店でお墓の詳細について打ち合わせを⾏い、どのようなお墓を建てるか決めます。
・お墓の種類(和型・洋型・デザイン型)
・墓⽯の材質、⾊、形
・付属品
・墓⽯に刻む⽂字 など
お墓のプランが決まれば、⽯材店と契約を交わし、お墓の工事が始まります。お墓の⼯期は通常であれば、 ⼆ヶ⽉から二ヶ月半程度かかります。納⾻の⽇取りが決まっているのであれば、早めに⽯材店に相談し、余裕を持って決めるようにしましょう。
お墓が完成したら、開眼法要(開眼式、開眼供養とも言う)を⾏います。開眼供養とは、僧侶に読経をしてもらうことで新しいお墓に魂を⼊れてもらうことを指し、「魂⼊れ」とも呼ばれます。納⾻できる状態であれば、納⾻の際に開眼法要と納⾻法要をあわせて⾏うのが⼀般的です。
お墓を建てるということは高額な費⽤もかかりますし、受け継いでゆく家族にとっても重要なものです。⾃分も家族も満⾜できるお墓とはどのようなものか、予め相談しておきましょう。
ご家族が遠⽅に住んでいるなど、継承問題に心配がや不安がある場合は、「永代供養」という選択肢も含めて考えることも必要です。お墓に係る費用や建てるまでの流れを把握して、お墓を建てた後で準備を進めましょう。
最寄りの店舗をお選びください。
石のカンノの店舗では、墓地・お墓に関する相談、展示商品の見学、見積相談など事前のご予約で優先的にご案内させていただいております。まずは最寄りの店舗までお気軽にご予約・ご来店ください。お電話(9:00~17:00)やメールでのお問合わせ (24時間受付)も承っております。
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お墓の後継者がいなくてお困りの方へ
永代供養(えいだいくよう)とは、お墓の継承者がいない場合や費用などに問題がある場合に、霊園や寺院などが遺骨を管理・供養する供養方法です。石のカンノより永代供養墓のあるおすすめの霊園・寺院ご紹介いたします。詳細につきましては、担当店舗までお問い合わせ下さい。
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