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大切な方を亡くしたあと、遺影を前にして「どこに飾ればよいのだろう」「この向きで失礼にならないだろうか」そんな迷いや不安を感じたことはありませんか。
葬儀や手続きがひと段落し、日常に戻り始めたころ、ふと遺影の存在が気になり始める方は少なくありません。
しかし、遺影の飾り方については、はっきりとした決まりが分かりにくく、人に聞きづらいと感じてしまうことも多いものです。
本記事では、遺影の場所や向き、飾る期間、宗派の考え方、そして飾らなくなったあとの選択肢まで、遺影の飾り方の疑問について分かりやすく解説します。
目次

大切な方を亡くしたあと、遺影を前にして「どこに飾ればよいのだろう」「この向きで失礼にならないだろうか」と、迷いや不安を感じる方は少なくありません。
調べてみると、仏壇の近くがよい、リビングは避けたほうがよい、遺影を飾るのはよくない、など、さまざまな情報が出てきます。
その一方で、はっきりとした決まりが見えず、「結局どれが正しいのか分からない」と感じてしまうこともあるでしょう。
遺影の飾り方に、すべての家庭に共通する正解はありません。
大切なのは形式を守ることよりも、ご家族が無理なく、気持ちを落ち着けて故人と向き合えることです。
遺影の飾り方には、法律や宗教で細かく定められた決まりはありません。
地域の風習や、これまでの家庭の習慣、宗派の考え方が重なり合い、「こうするもの」というイメージが生まれているケースが多いのです。
そのため、仏壇の近くに飾る家もあれば、リビングの棚に置く家、一定の期間が過ぎたらしまう家もあります。
どれも間違いではなく、それぞれの事情に合わせた選択といえます。
遺影は、故人そのものではなく、故人を思い出し、心を向けるための存在です。
「毎日目に入るとつらい」「今は少し距離を置きたい」と感じる時期があっても、それは自然なことです。
無理に飾り続ける必要はありませんし、場所を変えたり、一時的にしまったりしても問題ありません。
供養は、形よりも気持ちが穏やかでいられることが何より大切です。

遺影をどこに飾るかは、気持ちの面だけでなく、日々の暮らしにも関わる大切なポイントです。
仏壇の近くがよいのか、リビングでも問題ないのか、壁に掛けたり鴨居を使ったりしても失礼にならないのかなど、判断に迷う方は少なくありません。
明確な決まりがないからこそ、「これでよいのだろうか」と不安になりやすい部分でもあります。
ここでは、よく選ばれる設置場所ごとに、考え方と具体的な注意点を整理していきます。
仏壇の近くに遺影を飾る方法は、もっとも一般的な選択肢のひとつです。
手を合わせる場所に遺影があることで、自然と故人を思い出しやすく、気持ちを落ち着けて向き合えると感じる方も多いようです。
ただし、遺影はご本尊や位牌とは役割が異なります。
ご本尊や位牌が拝む対象であるのに対し、遺影は故人の姿を思い出し、気持ちを向けるための写真です。
そのため、遺影を仏壇の中に納めたり、仏壇の上に置いたりすることは、役割が混ざってしまうとして、一般的には避けたほうがよいとされています。
仏壇の近くに飾ること自体は問題ありませんが、仏壇の横や前方のお供え机の上など、少し距離を取った位置に置くと安心です。
また、仏壇より高くなりすぎないよう配慮すると、全体のバランスも整いやすくなります。
毎日手を合わせる中で、無理な姿勢にならない位置に置くことも大切です。
見上げたり、身をかがめたりせず、自然に目が向く高さを意識することで、長く無理なく向き合えます。
リビングは家族が集まり、日常生活の中心となる場所です。
そのため、「生活感のある場所に遺影を置いてもよいのだろうか」と抵抗を感じる方もいます。
結論として、リビングに遺影を飾ること自体が失礼にあたることはありません。
家族が自然に声をかけたり、日々の出来事を報告したりできる場所として、あえてリビングを選ぶご家庭も増えています。
一方で、来客の多さや生活動線には注意が必要です。
人の出入りが激しい場所や、テレビの正面など落ち着かない位置は避けたほうがよいでしょう。
家族が「ここなら気持ちが乱れない」と感じられる場所を基準に考えることが大切です。
壁掛けや棚置きは、限られたスペースでも設置しやすく、部屋をすっきり見せたい場合に選ばれやすい方法です。
特に仏壇を置いていない家庭では、現実的な選択肢となることも多いでしょう。
壁に掛ける場合は、目線の高さを意識することがポイントです。
高すぎる位置は見上げる形になり、低すぎると雑多な印象になりがちです。
立ったとき、座ったときの両方で無理のない高さを確認してから設置すると安心です。
また、直射日光が当たる場所や、エアコンの風が直接当たる位置は避けましょう。
写真の色あせや劣化を防ぐことも、遺影を大切に扱うことにつながります。
鴨居に遺影を掛ける方法は、昔の日本家屋でよく見られた飾り方です。
高い位置に掲げることで、家族を見守ってもらうという意味合いを持つ場合もありました。
しかし、現代の住宅では鴨居がない、または強度が十分でないことも少なくありません。
無理に掛けることで落下の心配がある場合は、別の方法を選んだほうが安心です。
大切なのは、昔ながらのやり方を守ることではなく、今の住まいと暮らしに合っているかどうかです。
安全面や気持ちの落ち着きやすさを優先して考えましょう。

遺影を飾る場所が決まったあと、次に迷いやすいのが向きや高さです。
正面に向けるべきなのか、少し角度をつけてもよいのか、高さはどのくらいが適切なのかなど、細かな点が気になってくる方も多いでしょう。
ここでは、日常生活の中で無理なく向き合えるための考え方を整理します。
遺影の向きや高さに、厳密な決まりはありません。
大切なのは、手を合わせたり声をかけたりするときに、無理のない姿勢で向き合えるかどうかです。
向きについては、正面が基本とされることが多いものの、必ず真正面でなければならないわけではありません。
家具の配置によっては、少し斜めに向けたほうが自然に視線が合う場合もあります。
見るたびに体をひねったり、姿勢を変えたりする配置は、長く続けると負担になりやすいため避けましょう。
高さについては、見上げすぎず、見下ろしすぎない位置が目安です。
立ったときと座ったときの両方で、自然に目が向く高さを意識すると、無理なく向き合えます。
仏壇の近くに置く場合は、仏壇より極端に高くならないよう配慮すると、全体のバランスも整いやすくなります。
遺影は大切な存在ですが、生活の邪魔になる位置にあると、気持ちが落ち着かなくなることがあります。
人が頻繁に通る通路や、物が当たりやすい場所は避けたほうが安心です。
また、テレビやパソコンの画面と正面で向かい合う位置は、落ち着かないと感じる方もいます。
常に視界に入り続けることで、無意識に気を張ってしまうこともあるため注意が必要です。
「静かに向き合えるかどうか」の視点で位置や向きを見直すと、自分たちに合った配置が見えてきます。
遺影の向きや高さは、一度決めたら変えてはいけないものではありません。
気持ちの変化や、生活環境の変化に合わせて、少しずつ調整していくことも自然なことです。
「今は毎日見るのがつらい」
「少し距離を置きたい」
そう感じる時期があっても問題ありません。
無理を感じたときは、配置を変えたり、場所を移したりすることも、故人を大切に思う気持ちの表れといえます。
そのときどきの暮らしに合った向き合い方を選ぶことが大切です。

遺影を壁に掛けたり、金具を使って飾ったりすることに、不安を感じる方は少なくありません。
写真を壁に掛けることが失礼にならないか、簡易的な金具で問題ないのかなど、判断に迷いやすい部分です。
一方で、仏壇を置かない家庭や、スペースに限りがある住まいでは、壁掛けは現実的な選択肢でもあります。
結論からお伝えすると、遺影を壁に掛けて飾ること自体に問題はありません。
遺影は故人を思い出し、気持ちを向けるための写真であり、設置方法によって失礼になるものではないと考えられています。
仏壇がない家庭や、棚を置くスペースが取れない場合には、壁掛けは無理のない方法です。
部屋をすっきり保ちながら、落ち着いて故人と向き合える点もメリットといえるでしょう。
遺影専用の金具という特別なものは基本的にありません。
遺影は写真や額縁と同じ扱いになるため、一般的な写真用・額縁用の金具で問題ありません。
大切なのは額縁の重さに合った耐荷重の金具を選ぶことです。
また、壁の素材に合ったタイプを選ぶことで、落下の心配も減らせます。
特に石膏ボードの壁では、耐荷重が明記されたフックや、壁専用の金具を選ぶと安心です。
地震などの揺れを想定し、額縁はできるだけ軽量なものを選ぶことも重要です。
壁掛けの場合、遺影が部屋の中心で強く主張しすぎない配置を意識すると、気持ちが落ち着きやすくなります。
視線が自然に向く位置や、生活動線から少し離れた場所を選ぶと、日常とのバランスが取りやすくなります。
額縁は、派手すぎない色やデザインを選ぶと、空間になじみやすくなります。
おしゃれに整えること自体は問題ありませんが、長く向き合える落ち着いた印象を大切にしましょう。

遺影の飾り方について調べていると、「宗派によって違いがあるのでは」と気になる方も多いでしょう。
ここでは、浄土真宗や真言宗といった代表的な宗派の考え方を紹介しながら、共通して大切にしたい視点を整理します。
浄土真宗では、故人は亡くなったのち、阿弥陀仏のはたらきによって仏になると考えられています。
そのため、供養の中心となるのはご本尊であり、遺影や位牌そのものを拝む対象とはしません。
この考え方から、遺影の置き場所についても厳密な決まりはありません。
仏壇の近くに飾っても問題ありませんし、別の場所に置いても差し支えありません。
遺影はあくまで、故人を思い出すための写真として受け止めるのが基本的な考え方です。
真言宗では、故人は修行の道を歩み、やがて成仏へ向かう存在と考えられています。
そのため、位牌や法要を大切にしながら、故人を偲ぶ時間を重ねていく姿勢が重視されます。
遺影についても、特定の置き場所や向きが厳密に定められているわけではありません。
仏壇の近くに飾る家庭もあれば、生活空間の一角に置く家庭もあります。
日々の暮らしの中で、自然に手を合わせられる位置を選ぶことが大切とされています。
浄土真宗と真言宗では、故人に対する考え方に違いはありますが、遺影の扱いについて共通している点もあります。
それは、遺影は信仰の中心ではなく、故人を思い出し、心を向けるための存在であるという点です。
形式や配置にとらわれすぎず、家族が無理なく、穏やかな気持ちで向き合えることが何より大切です。
宗派の考え方を知ったうえで、自分たちの暮らしや気持ちに合った飾り方を選ぶことが、後悔の少ない向き合い方につながります。
遺影を飾り始めてしばらく経つと、「いつまで飾り続けるものなのだろう」と悩む方も多いでしょう。
遺影を飾る期間に決まった期限はありません。
四十九日や一周忌をひとつの目安に考える家庭も多くありますが、必ずその時期に外さなければならないという決まりはありません。
法要が終わったタイミングで、仏壇の近くから別の場所へ移したり、飾る頻度を減らしたりする方もいます。
一方で、長く飾り続けることで気持ちが落ち着く場合もあります。
大切なのは、「今の自分や家族にとって無理がないか」という視点です。
飾っていることがつらくなってきたときは、外したり、場所を変えたりしても問題ありません。
遺影は、悲しみを無理に整理するためのものではなく、故人を思い出し、心を支えるための存在です。
気持ちの変化に合わせて判断してよいと考え、自分たちのペースを大切にしましょう。
遺影は、飾らなくなったからといって、故人を大切に思っていないということにはなりません。
役目を終えたあとの扱いも、供養の一部として考えてよいでしょう。
多くの家庭では、遺影を箱や封筒に入れ、湿気や日差しを避けた場所で保管しています。
写真が折れたり傷んだりしないよう、台紙や布で包んでおくと安心です。
一方で、「見るたびにつらくなる」「気持ちの整理として手放したい」と感じる場合は、処分を選んでも問題ありません。
写真は物であり、故人そのものではないため、感謝の気持ちを込めて手放すことは、決して失礼な行為ではありません。
遺影を手放す方法としては、地域のルールに従い、一般ごみとして処分する方法もあります。
写真は法律上「物」として扱われるため、自治体の分別ルールを守って処分すれば問題はありません。
処分する際は、そのまま捨てるのではなく、白い紙に包んだり、手を合わせてから処分したりすると、気持ちの面で区切りをつけやすくなります。
そのほかにも、お寺でお焚き上げをお願いする方法や、葬儀社、遺品整理業者に相談して引き取ってもらう方法があります。
自分で処分することに抵抗がある場合は、第三者に任せることで気持ちの整理がしやすくなることもあります。
どの方法を選んでも、感謝の気持ちを持って区切りをつけることが大切です。無理にひとつのやり方にこだわらず、自分や家族が納得できる方法を選びましょう。
この記事を通してお伝えしてきたように、遺影の飾り方や向き、期間に、すべての家庭に当てはまる正解はありません。
仏壇の近くでも、リビングでも、壁掛けでも、大切なのはご家族が無理なく、落ち着いて向き合えることです。
供養とは、形を整えることだけを指すものではありません。
故人を思い出し、心の中で語りかけること。そして、残された人が少しずつ日常を取り戻していくことも、大切な向き合い方のひとつといえるでしょう。
もし迷ったときは、「今の自分や家族にとって、無理がないか」を基準にしてみてください。
遺影との向き合い方が、これからの毎日を少し穏やかにする支えとなれば幸いです。
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