お墓をお持ちの方
お彼岸は、春分の日と秋分の日を中心に一週間行われる、先祖を敬い精神を浄化する特別な期間です。お彼岸にお墓参りを行うことは、多くの人にとって家族の絆を確認し、故人への敬意を示す貴重な機会となります。
しかし、正しい手順やマナーを知らないと、せっかくのお墓参りが故人に対する失礼につながる場合もあります。この記事では、お彼岸のお墓参りの適切な手順からマナー、さらにはやってはいけないことなど、お彼岸のお墓参りについて詳しく解説します。
目次
今年の秋彼岸は何日から何日までとされているかご存じでしたか?秋彼岸については例年、秋分の日を基準として前後3日間であるとされております。2024年の秋分の日が9月22日(日)となっておりますので、2024年の秋彼岸は9月19日(木)~25日(水)までが手適正であるとされます。
お彼岸にお墓参りを行うのは、先祖の霊を敬い、その功徳を称えるためです。お墓を訪れることで、先祖との絆を感じ、家族の結びつきを再確認する機会となります。また、お墓をきれいに掃除することで、故人への敬意を表し自分自身の心を清めることにもつながります。
お墓参りの準備するとよいものは一般的に以下の通りになります。
お墓の管理状態を把握して必要な掃除用具を持参するほかに、地域や寺院特有のルールも事前に調べておくと良いでしょう。
お彼岸のお墓参りは、故人を敬い、先祖に感謝するための大切な儀式です。
以下に、お墓参りの基本的な手順を説明します。
家族や身内でお墓参りに行く場合は、特に服装の決まりはありません。しかし、適切な服装を心がけることで、故人への敬意を示し、厳かな気持ちでお墓参りを行うことができます。
一般的には黒や紺、ダークグレーなどの落ち着いた色で、シンプルかつ清潔感のある服装を選び、泥がつきやすい場所でも歩きやすい閉じた靴を履くことが望ましいです。
特に秋彼岸ではまだ気温が高い時期ですので、動きやすく、涼しい格好にするなど熱中症対策も心がけるようにしましょう。
お墓参りの準備物や流れ、服装についてはお墓参りやお墓掃除の持ち物や手順とマナーとは?正しい方法と注意点で詳しく解説しております。
お盆やお彼岸のお供え物は、「五供」(ごくう)と呼ばれる花・香・灯燭(とうしょく)・浄水・飲食(おんじき)の5種類が基本です。
季節や故人の好みに合わせた選び方をするとよいでしょう。
故人の好きだった花や季節に合った生花を選びます。春は桜やチューリップ、秋は菊やコスモスが人気です。
トゲが付いている花は避けるようにしましょう。
お線香や抹香など、香りをたてるものを指します。
仏教では仏様はお線香の香りを食べるとされるため、手を合わせる際に焚くと供養になると言われています。
ロウソクに明かりを灯すことを指します。
お墓の前を離れる時は、最後まで燃やしきるか、必ず火を消すようにしましょう。
清らかで冷たい水のことを指します。
自宅から水を持参しても良いですが、霊園や寺院に備え付けられている水道水で問題ありません。
食べ物のことを指します。故人が好きだった食べ物やお酒の他に、季節を感じられるお菓子や夏はスイカ、秋はリンゴやブドウなどの旬の果物などもおススメです。
また、春彼岸であれば「ぼた餅」、秋彼岸であれば「おはぎ」を供える方も多いです。飲食をお供えする際には、半紙などの上にお供え物をのせるようにしましょう。
お墓のお供え物として適してないものもありますので、事前にチェックしましょう。
「五辛」(ごしん)と呼ばれる野菜
ニンニク、ネギ、ニラ、ショウガ、ラッキョウの5種類の野菜は辛みがあってニオイが強く、煩悩に作用すると考えられているため控えたほうが良いでしょう。
香りの強い花
強い香りの花は、他のお墓への配慮から避けた方が良いでしょう。
基本的にお彼岸でやってはいけないと決められていることはありません。
しかし、お祝い事などの行事や引っ越しなど、お彼岸では避けるべきだと考えている方も中にはいらっしゃいますので、配慮が必要な場合があります。お彼岸で避けられやすい、代表的な物事をご紹介します。
お彼岸は祖先を敬い静かに過ごすべき期間であり、結婚式参加による多忙なスケジュールによる負担や「お祝い事は控えるべき」という考え方から、結婚式を行うことは推奨されません。この時期に結婚式を計画する場合は、招待する人々の状況を考慮し事前に十分な説明と相談を行うことが必要です。
お宮参りは、神主によって行われる神道の儀式であり、神道では「死は穢れ」とされるため、仏事と神事を同時期に行うことは避けるべきとされています。絶対に避けなければならないわけではありませんが、周囲に配慮が必要な方がいる場合はその時期を避ける配慮が求められます。
お彼岸に引っ越しを行うと、準備や新居の祝いに追われ、祖先供養がおろそかになる恐れがあります。ただし、時期的に他に選択肢がない場合も考えられますので、その際はできる限り供養を行い、配慮を忘れないようにしましょう。
また、お墓参りでは、故人への敬意を示すためにいくつかのマナーやタブーが存在します。
足を墓石にかけてはいけない
墓石は故人の象徴とされるため、足をかける行為は非常に失礼にあたります。
写真撮影を控える
特に他の墓が写り込む場合、許可なく写真を撮ることは避けるべきです。
お彼岸は、仏壇や仏具の掃除などお墓参りを行う、先祖を敬い家族の絆を深める大切な時期です。
ご先祖様に感謝の気持ちを持つことが大事ですので、お彼岸にお墓参りに行けない場合は、別の時期に訪れるのも良いでしょう。
地域によって異なる風習があるため、わからないことがあれば、事前にお寺様にや親戚等に尋ねておくことをおすすめします。
最寄りの店舗をお選びください。
石のカンノの店舗では、墓地・お墓に関する相談、展示商品の見学、見積相談など事前のご予約で優先的にご案内させていただいております。まずは最寄りの店舗までお気軽にご予約・ご来店ください。お電話(9:00~17:00)やメールでのお問合わせ (24時間受付)も承っております。
最寄りの店舗をお選びください。
お墓の後継者がいなくてお困りの方へ
永代供養(えいだいくよう)とは、お墓の継承者がいない場合や費用などに問題がある場合に、霊園や寺院などが遺骨を管理・供養する供養方法です。石のカンノより永代供養墓のあるおすすめの霊園・寺院ご紹介いたします。詳細につきましては、担当店舗までお問い合わせ下さい。
資料請求・お問合わせは
お気軽にご連絡ください。
9:00~17:00(土日祝営業)
福島県内店舗の方はこちら
0120-86-1483
東京・長野支店の方はこちら
0120-00-0324
簡単30秒で入力完了!
資料請求フォームはこちら