仏の心を宿すために行なわれます。
お墓や仏壇、位牌などは、仏様の心を宿す「開眼供養(かいげんくよう)」を行なわなければ、礼拝の対象にはなりません
この開眼供養が儀式化した背景には、仏像づくりの「点睛(眼を書き込むこと)」があります。古来、仏像は眼を書き込んで初めて、像に尊い魂が入って完成するものと考えられていたからです。
宗派や土地によって入魂式・入仏式・お霊入れ・性根入れなど、さまざまな呼び方があります。目を書き込むような身振りをして、お迎えする仏を供養するお経を読みます。
開眼供養の時期や手順
建墓時だけでなく、お彼岸や新盆、年回忌に併せて行っても構いません。必要なものや段取りについては、菩提寺の住職としっかり打ち合わせを行ないましょう。読経と法要後、会食を行うのが一般的です。戒名などは開眼供養までに彫っておく必要があります。開眼供養に参加するのは、近しい親族です。遅くても3ヶ月前までには案内状を出しましょう。
【お布施】
開眼供養は慶び仏事として扱います。白無地の封筒や奉書紙などに包んで渡します。地域によっては、祝儀袋を使う場合もあります。
【服装】
礼服にこしたことはありませんが、近年では平服での参列も増えてきています。
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